欠損歯治療のあれこれ

インプラント体について

なぜチタンなのか

最後になりましたが、なぜ『インプラント』の人工歯根、つまり『インプラント体』がチタンでできているのかをお話します。

まず、チタンという金属は体内に埋め込むのに非常に適しているのですよ。例えば体内に入れたものがサビてしまったら困りますよね?折れても困る。重いのも困る。アレルギーを起こしても困る。生体に嫌われても困る。その点、チタンは凄いです。まず、耐蝕性といいますが腐食に強い。腐らないサビない。しかも強い。鋼鉄よりも強いのです。さらに軽い。アレルギーも全く起こさない。いいことだらけなんですよ。チタンという金属は。しかもインプラントにもってこいの大変な性質をもっていることが近年わかったのです。それは骨の中にチタンを埋め込むと、骨の組織の中でチタンはちゃんと安定する上に、次第に骨がチタンに密着するように成長し、ついには完全に結合してしまうのです。この現象をオッセオインテグレーションといいますが、このオッセオインテグレーションがあるからこそインプラント体はしっかりと安定するのですね。